風邪でもないのに鳥肌が立つほど寒いときがある

発熱や風邪などの症状もないのに寒さを感じる場合、一般的な原因としては、体温調節の乱れ、一時的なからだの変調などが考えられます。

体温調節の乱れや、一時的なからだの変調を整えていくには、日ごろの体調管理が重要です。心身のバランスや調子を整え、よりよい状態を維持するためにも、規則正しい生活を送るよう心がけましょう。

規則正しい生活を送るための近道は、起床や就寝、食事の時間を一定にすることです。以下のようなセルフケアをおすすめします。

●食事

朝食、昼食、夕食の3食を規則正しくとり、食品の種類はできるだけ多くそろえてバランスのよい食事にしましょう。腹八分目を心がけ、ゆっくりよくかんで食べることも大切です。

●睡眠

就寝時刻の1時間以上前から、テレビやパソコン、スマートフォン、ゲーム機などの使用は控え、目を休ませます。明るい画面を見続けることは、睡眠を促すメラトニンの分泌を抑制し、よい睡眠の妨げにつながります。温めたタオルをまぶたに乗せると、副交感神経が刺激されリラックスできるのでおすすめです。

●適度な運動

無理をしすぎず、心地よい疲れ程度の運動を行うことを習慣にしましょう。

●自分なりの気分転換

自身が楽しいと感じたり、リフレッシュできる時間をつくりましょう。

これらのセルフケアを行っても症状が変わらない、あるいは更につらくなる場合、からだ全体を診る内科受診をおすすめします。もし、かかりつけの医療機関があれば、主治医へ相談されると安心です。

受診の際は、「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」などを伝えるとよいでしょう。