会社の人がプライベートな話を聞いてくる

近年では、SNSの発達もあり、職場でもLINEなどを通じてやり取りをすることが増えていると思います。職場以外の場でもつながることにより、コミュニケーションが深まり、人間関係が円滑になるなどのメリットがある一方、あなたのようにプライベートと職場は切り分けたいと考える人にとっては、負担が大きいというデメリットもありますね。ただ、だからといって、自分だけがLINEに加わらないというのもむずかしいことでしょう。

こうした場合、LINEに参加はしているけれども、傍観者という立ち位置でいるというのもひとつの対応策だと思います。LINEでは、ほかの人の投稿で盛り上がっているときに、感想などを入れる程度にとどめ、自分の投稿はしないという姿勢でいるという方法です。同僚から投稿するように言われても、「あまり特別なことをしていないので…」「また今度考えてみますね」などと、うまくかわすようにして、実際には投稿しないというスタイルで参加してみてはいかがでしょうか。

はじめのうちは、周囲の方々から「なぜ投稿しないの？」などと言われるかもしれませんが、こうした対応を続けていくと、徐々に言われることは少なくなっていくと思います。あなたが周囲から、SNSが苦手な人であまり積極的に参加しないタイプだと認識されれば、無理にすすめてはこなくなるのではないでしょうか。

ただし、このような対応をする際に気をつけたいのは、「みんなが参加しているのに、感じが悪い」などと受け取られないようにすることです。印象を悪くしないためには、日ごろのコミュニケーションを良好に保つことが大切だと思います。職場では、必ずしもプライベートの話題をしなくても、コミュニケーションを取ることはできます。いちばん簡単なのは挨拶。始業時や終業後の挨拶を、相手をきちんと見て、笑顔でするだけでも、よい印象を与えることができるでしょう。

また、仕事上でかかわる時の「よろしくお願いします」「ありがとうございます」などの声かけも大切です。もし休憩時間などにプライベートな話で盛り上がっている時は、聞き役に回り、相手の話をきちんと聞いて、感想などを言うようにすれば、自分のことは話さなくても会話に加わることはできると思います。

自分のスタイルを貫きながらも、周囲に気配りをし、上手に人間関係を築いていけるとよいですね。