Question

パニック障害の治療で休職する必要があるか

3カ月くらい前から、電車内やデパートなどの人混みに行くと不安感が強くなり、動悸がして息苦しくなることが続いています。心療内科を受診しようと思っていますが、パニック障害と診断されたら、治療のために休職しなければいけないのでしょうか。

女性/30代

2024/10/04

Answer

パニック障害は珍しい病気ではなく、100人に1~3人にみられる病気といわれます。症状は、突然の動悸や発汗、呼吸困難、ふるえ、めまいといった、からだの症状とともに、強い不安や恐怖感を伴います。発作自体は多くの場合、10分から数10分で治まりますが、また発作を起こしたらどうしようという不安感で生活に支障をきたす病気です。


パニック障害の治療は、薬物療法が有効で、薬物療法で約7割の人の症状が軽減するといわれています。また、行動療法などの心理療法も合わせて行われることがあります。

パニック障害は治療法が確立している疾患であることや病気の特性により、一般的には長期に休職するようなことは必要ないといわれています。まずは、治療法や仕事とのかかわり方について、主治医とよく相談されるとよいでしょう。


また、ゆっくり時間をかけながら治っていく病気ですので、主治医とよく話し合いながら治療を継続することはもちろんですが、日常生活では、規則正しい生活や疲れをためないことなども大切です。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

パニック発作
心療内科

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。