20代なのに肝臓の数値が高くて不安
入社時に受けた健康診断の血液検査で、GOT(AST)、GPT(ALT)の数値が基準値よりも高かったのが気になっています。特に自覚はないのですが、若いころから肝機能の数値が高いのは、何かの病気が隠れている可能性があるのでしょうか。
男性/20代
2024/10/03
GOT(AST)、GPT(ALT)は、肝臓や骨格筋、心筋、腎臓、赤血球など多くの臓器組織細胞中に含まれる酵素です。何らかの原因で肝細胞や心臓、筋肉などの細胞に障害が起こると、血中に流出し、数値が高くなります。
GOT(AST)は、骨格筋にも多く含まれるため激しい筋肉運動を行うと高くなることがあります。ただ、必ずしもその値が障害の程度を反映しているわけではありません。
日本人間ドック・予防医療学会による判定基準では、肝機能のGOT(AST)とGPT(ALT)は30以下が基準値で、31~50で要注意、51以上は異常値となっています。
健診結果は、健康診断の判定をした医師の指示によるもので、受診が必要な場合は「精密検査を受けてください」などのコメントが書かれます。
ご相談者の場合は、再検査の指示がないようなので、受診が必要な状態ではないと思われます。もし「要観察」というコメントがあれば、1年に1回のペースで数値の悪化がみられないか経過を確認していくことが一般的です。
基準値を超えていることで不安でしたら、隠れた肝臓の病気がないかを確認する目的で、かかりつけ医など、一度お近くの内科に結果を持参して、相談しておくとより安心でしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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