Question
がんの「定位放射線治療」とは?
肺がんや肝臓がんの治療で耳にする「定位放射線治療」とは、どのような治療ですか?
男性/60代
2024/09/14
Answer
「定位放射線治療」は、がんの病巣に対し、いろいろな方向から放射線を照射させる治療です。通常の放射線治療の場合には、病巣の周囲にある正常組織にも放射線がかかり、副作用が起こることがあります。一方で、定位放射線は、通常の放射線治療に比べると、周囲の正常組織にあたる線量をできる限り少なくさせることが可能です。
定位放射線治療は、病巣周囲の正常組織への影響が少なく、1回に照射できる放射線量が通常の放射線照射法より大きくても安全であるため、放射線治療にかかる期間を短くできるという利点もあります。
定位放射線治療が適しているかについては、病気の細胞型、大きさ、転移の有無、病変の部位などについて検査をもとに判断されます。副作用については、治療期間中は少なく、放射線の通った場所に皮膚炎などを起こす場合がありますが、一般的には、通常の放射線治療より軽いようです。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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