悪天候の日は片頭痛がひどく仕事も休みがちに

片頭痛はとくに女性に多く、20～40代に起こりやすい傾向にあります。天候の変化や心身のストレス、月経（生理）前や排卵など女性ホルモンの変動などが誘因となることも少なくありません。

一般的に天気が悪いと頭痛がひどくなるケースが多いようですが、気象病ともいわれ、雨降り前や台風、低気圧などが近づいて気圧が下がると、血管が拡張しやすくなるためではないかと考えられています。

片頭痛の治療は、神経内科や頭痛外来などを受診し、症状に応じて内服薬の調整をしながら進めていきます。症状が重い場合には、発作時の鎮痛薬のほかに、片頭痛の予防薬を使うことも選択肢のひとつです。一定期間の内服が必要ですが、頭痛の回数や強さが軽減され、発作時の薬の効き目に対しても効果が期待できます。

ご相談者の場合、日常生活にも支障があるようですので、一度、頭痛の専門医を受診されることをおすすめします。頭痛専門医がお近くで見つけられない場合は、かかりつけ医を受診し相談されるとよいでしょう。

また、仕事にも影響が出ているご様子なので、職場の上長や産業保健スタッフなどに自身の状況をお伝えし、今後の対策などについて相談されると安心です。