Question

母が敗血症で入院、退院後もむくみがとれない

3カ月前に母親が、腎盂腎炎から敗血症を併発して入院しました。幸い病状は回復して、現在は自宅療養中ですが、左側の手足のむくみが続いています。また最近は、からだを動かすと脈が乱れるようです。このまま様子見で大丈夫でしょうか。

男性/50代

2024/09/05

Answer

左右片側だけのむくみは、血液やリンパ液の流れが滞ることが誘因となる場合もあります。

これを防ぐには、長時間右側を下にして寝るなど、同じ姿勢を長くとることは避け、衣類による圧迫にも注意しましょう。入浴が難しい状況でしたら、洗面器に張ったぬるま湯に手を浸ける手浴がおすすめです。湯の中でマッサージすることで、血行促進が期待できます。むくみで薄くなった皮膚を傷つけないよう配慮し、手浴後は保湿クリームなどでケアすることも大切です。

横になれないほどの息苦しさがある、むくんでいる部分に熱感や赤み、痛みがあり急速に悪化している場合には、早急な受診が必要となりますので、注意してください。


また、動悸・脈の乱れの原因は、不整脈など心臓に原因がある場合、不安など心因性のもの、薬の副作用によるものなどがあります。

瞬間的あるいは20~30分以内におさまる場合や、以前から認められている症状であれば緊急性は低いと考えられます。安静時に脈拍が120回/分を超えたり、動悸とともに、胸の痛みや圧迫感、息切れなどが現れたりする場合には、早目の受診が必要です。


主治医には、お母様の症状の変化や症状が現われるときの状況、持続時間などを観察して報告することが診断の助けになります。

現在考えられる状態や今後の方針について、主治医の先生に遠慮なく相談してみることをおすすめします。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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