なかなか落ちない体脂肪を減らしたい

体脂肪を減らすための方法は、食事と運動が基本になります。

食事は、量に気を付けるだけではなく、何を食べるかも重要です。野菜だけ、果物だけといった単品ダイエット、朝食抜きや夕食抜きなどの偏った食事では、体調不調を招くことにもなりかねません。バランスのよい食事を心がけることで、摂取した栄養素を効率よく利用できるようになります。

食事は、1日3食、それぞれ主食、主菜、副菜をそろえることが基本です。次の1日の食事量を参考にしてください。

　主食(ごはん・パン・麺など)：ごはん(中盛り)なら、１日に3杯程度

　主菜(肉・魚・卵・大豆料理など)：１日に3皿程度

　副菜(野菜・きのこ・芋・海藻など)：１日に5皿程度

　牛乳・乳製品：牛乳なら、１日に1本程度

　果物：みかんなら、１日に2個程度

運動は、大きく分けて有酸素運動と無酸素運動がありますが、体脂肪を効率よく燃焼させるには、ウォーキング、早歩き、水泳などの有酸素運動がおすすめです。さらに、腹筋や腕立て伏せ、スクワットなどの無酸素運動も行うとより効果的です。

有酸素運動で体内の脂肪を燃焼させ、無酸素運動の筋肉トレーニングで筋力をつけることで、脂肪がたまりにくく、太りにくい体に変わっていくことが期待できます。

ただし、気をつけたいのは、急激に体脂肪を落とそうとしないことです。急激なダイエットはからだに負担がかかり、体調を崩してしまうこともあります。焦らず「ゆっくり、じっくり」体脂肪を減らし、太りにくいからだづくりを目指しましょう。