Question

胃のポリープが急にがん化することはある?

胃にポリープが見つかりました。経過観察になったのですが、急激に変化してがんになるようなことはないのでしょうか?

女性/30代

2024/08/15

Answer

胃のポリープで多くみられるのは、胃底腺ポリープ、過形成性ポリープ、腺腫性ポリープです。

1cmを超える腺腫性ポリープ、過形成性ポリープは、定期的(期間は医師の判断によります)な内視鏡検査での経過観察がすすめられます。


胃にポリープがあっても自覚症状のないことが多いのですが、過形成性ポリープは大きくなると、出血やまれにがん化する心配があります。小さなものは、治療の必要はありません。

このタイプのポリープは、年1回の内視鏡検査が推奨されています。


胃底腺ポリープは、胃酸分泌が盛んな胃粘膜にできることが多いため、上腹部の痛み、胸やけ、しゃっくりなどの症状がみられることがあります。一般的に治療の必要はなく、がん化の心配も非常に少ないポリープです。


腺腫性ポリープは、粘膜に萎縮がみられ、2cm以上になると、がんへと移行する心配があるため、経過をみていく中で大きくなる場合は、内視鏡的切除術が推奨されています。短期間に急激に大きくなることは、まずありません。少なくとも年に1回の定期的な内視鏡検査が必要と考えられています。


おそらく、今回の胃ポリープは数mm程度で、次回の検診でよいと担当医が判断したのではと推測されます。もし、それでも心配という場合は、念のため消化器内科で胃の内視鏡検査を受けておくという選択肢もあるでしょう。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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