Question

肛門周囲膿瘍の治療を終えたが、痔瘻が心配

肛門周囲膿瘍になり、外科でうみを出してもらいました。治療後の経過観察時に、痔瘻にはなっていないとの診断でしたが、再発が不安です。

男性/40代

2024/07/28

Answer

通常、痔瘻(じろう)が存在すれば手術適応ですが、症状がない場合や、手術に伴うからだへの負担が大きいと判断される場合には、経過観察となります。

痔瘻の前病変と考えられている肛門周囲膿瘍の治療では、切開してたまったうみを出したあとは必要時に内服し、すぐに手術は行わず、経過を観察するのが一般的です。そして、経過を観察するなかで、痔瘻へ移行した場合は手術の適応となります。


ご相談者の場合、経過観察後の診察で痔瘻になっていないとの診断であったため、このまま経過をみてよいと思われます。

今後同じような症状をくり返さないための生活の留意点をご紹介いたします。

1.便秘をしないようにするため、野菜や果物など食物繊維を含む食品をとり、適度な運動を心がけます。

2.清潔が一番です。温水洗浄器付きの便器は、肛門の清潔と加温の働き、また肛門刺激による便意の促進があり、望ましいと考えられています。

3.アルコールや香辛料はできるだけ控えることが望ましいです。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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