Question

靴ずれでできた「かさぶた」がずっと治らない 

靴ずれでできた「かさぶた」がずっと治らないままです。皮膚科で処方された薬を使っていましたが、いっこうによくなりません。

女性/40代

2024/07/21

Answer

皮膚の症状が治りにくい場合の原因にはいくつかあり、皮膚への刺激(かく、汗など)が続いている、皮膚の乾燥(外部から刺激を受けやすくなる)、白癬菌など細菌などによる感染、内科的な問題として血糖値が高いことなどが考えられます。

しかし、特別な原因がなくても、足には常に刺激(靴や靴下、ストッキングなど)があり、血流が悪くなりやすいため、足の傷などは、ほかの部位より治りにくいことがよくあります。


普段から、足をよく観察すること、すれないような靴や靴下のサイズ、材質を工夫すること、血流が悪くならないよう長時間の立ち仕事は避けること、適度に保湿すること、かゆみや痛みなどの症状が気になってついつい触ったりしないことなどがすすめられます。


まずは、これまでかかっていた皮膚科または総合病院の皮膚科を再度受診して、これまでの経過を伝え、治りにくい明らかな原因はどのようなことが考えられるのかについて、相談するのがよいと思います。

そのときに、必要に応じて内科的な検査(主に血液検査)やまた皮膚科的な検査(皮膚の組織検査など)の必要性についても相談するとよいでしょう。


もし、病院から薬が処方された場合には、その正しい使い方について、医師や看護師、薬剤師に確認されるとよいでしょう。

たとえば強い薬の場合、使用量を控えることが症状改善の遅れの原因となっている場合もあります。また、症状がよくなると早めに薬をやめてしまうことで、ぶり返すケースも多くみられます。症状が完全によくなっても、しばらくは薬を継続するのがよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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