10代でも生理不順で婦人科を受診すべき？

月経（生理）時に起こる下腹部に痛みについて、まだ婦人科を受診するには早すぎるのではという相談ですが、下腹部の痛みが月経時に起こっているもので、生活に支障を感じている状況であれば、婦人科受診の目安となります。

婦人科では、必ずしも内診などの診察をするわけではないため、まずは対処方法について相談するとよいでしょう。

一般的な受診の目安は、3カ月以上月経が来ない場合や、月経による症状が強く、生活に支障をきたす場合などです。また、女性医師の在籍している医療機関を受診する方法もあるでしょう。

ホルモンバランスの不安定な思春期は、周期や出血など安定していないことはよくあります。可能でしたら、基礎体温を測定すると、診断の助けとなりますし、排卵の状態や高温期と低温期の二相性になっているかなど、からだの状態を知ることができます。

最後に、一般的な下腹部の不快症状への対処方法を紹介しますので参考にしてください。

・血行がよくなると体のうっ血がとれて、症状が楽になることがあるため、入浴などで体を温める。また、冷えや体を締め付けるような服装には気をつける。

・骨盤内の血行をよくするような体操をしたり、体調のよいときには歩くなどの運動を心がける（座って、左右の膝を外側に倒して、股関節を開くような体操など）。

・起床と就寝時間を一定にして、規則正しい生活を心がける 。