ひどい倦怠感が続く…男性更年期では
ここ1年、慢性的な疲労が抜けない状態です。仕事やプライベートでもやる気が起こらず、常にだるさや集中力の低下を感じています。最近、そうした症状は男性更年期かもしれないことを耳にしたのですが、どのように調べてもらえばいいのでしょうか?
男性/40代
2024/07/17
日常生活に影響がある著しい疲労感や倦怠感が持続するにもかかわらず、原因が特定できない場合は「慢性疲労症候群」が考えられます。慢性疲労症候群では、疲労感以外に筋肉痛や筋力低下、不眠または過眠、思考力や集中力の低下、抑うつなどの症状が現れます。慢性疲労症候群の診療科は心療内科です。
また、男性更年期についてですが、男性ホルモンであるテストステロンは、生後2カ月~数カ月の間に高い値になりますが、その後は思春期前まで低い値が続きます。思春期からテストステロンが急激に増加しますが、老化と共に徐々に低下し、高齢の男性では顕著に低下します。
テストステロンが低下する疾患として、性腺機能低下症、 加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)があります。男性の更年期に対する診断や治療は確立されていませんが、加齢男性性腺機能低下症候群の診断が行われます。
診断では、悩んでいる症状などの問診、泌尿器や生殖器、体毛などの身体検査、そして、テストステロンを測る検査などのほか、血液、尿などの一般検査が行われます。これらの検査の結果で加齢男性性腺機能低下症候群と診断された場合は、減少している男性ホルモンを補う治療が行われます。
最近では、男性更年期外来を持つ医療機関が増えていますので、詳細については専門外来や専門医に相談されることをお勧めします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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