Question

治療しても湿疹が治らない

湿疹ができて、近くの皮膚科で治療を受けているのですが、症状がひどくなっている気がします。検査はとくに受けておらず、湿疹の原因はわかりません。

男性/60代

2024/07/13

Answer

湿疹は皮膚のトラブルで一番多く、外からの刺激やからだに取り込んだものによって起こる場合(外因性)と、体質あるいは体内の変化を基盤として起こる場合があります。


外からの刺激によるものは、ボディーソープや洗剤などの成分、衣類や寝具の素材などが肌に合わない場合、花粉やハウスダスト、細菌、まれに「日光」や「汗」による刺激などが原因でも、皮膚に湿疹が生じることがあります。

体質的なものとしては、アレルギー性のほか、じんましんなど原因のはっきりしないような皮膚のトラブルもあります。


正しく対処するには、検査などにより、原因を特定し、除去していくことが大切です。症状の改善がみられなければ、一度きちんと受診中の皮膚科で検査されることをおすすめいたします。もしも、総合病院など病床数や診療科の多い特定機能病院で検査される場合は、診療情報提供書(紹介状)がない場合、特定療養費が加算されます。現在のかかりつけ医より、これまでの経過がわかる診療情報提供書を持参されるとよいでしょう。


なお、皮膚は寒さや栄養不足の影響を受けやすく、新しい細胞にかわっていくターンオーバーが活発に行われなくなると、肌が荒れる原因になるほか、荒れた皮膚の状態が治りにくくなります。また、ストレスや疲れは皮膚だけではなく、免疫機能にも影響を与えるため、バランスのとれた食事、十分な睡眠や休養も大切になさってください。


かゆみがある場合、かいてしまうとますますかゆくなり、症状が悪化しやすいです。できるだけかかない工夫をしましょう。熱いお風呂、刺激物(化学繊維の衣類、お酒、香辛料など)は避け、かゆいときは冷たいタオルなどを一次的に当てて、かゆみを逃がすようにされるとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

湿疹
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。