里帰り出産後の健診について

出産後の健康診断時期や項目についてお答えいたします。

産後健診は、産後２週間、産後１カ月など出産後間もない時期に実施されます。産後の身体的機能の回復や、授乳などの状況について支援が必要な場合は、産後ケアなどが行われます。これは出産後の体の不調だけでなく、産後うつなど心の不調や育児のサポートなどが目的です。

健康診断の内容は、問診（生活環境、授乳状況、育児不安、精神疾患の既往、服薬歴など）、診察（子宮の状況、悪露、乳房の状況など）、体重・血圧測定、尿検査（尿たんぱく、尿糖）、産後のうつ病質問票などです。健康診断の結果、支援が必要な場合は、産科での経過観察や小児科への紹介などが行われます。

健康診断の実施は、各市町村が産科医療機関に委託しています。一般的には出産した医療機関で実施されます。また、健康診断後のフォロー体制として、保健所が継続支援をしています。

里帰り出産をした場合は、他の市町村で健康診断が受けられるように市町村が医療機関と契約していたり、他の市町村で出産していても、お住まいの市町村で受けられるように医療機関に依頼しています。

出産予定の産科医療機関に、産後の受診についてあらかじめ聞いておくと安心でしょう。里帰り出産の場合も、最寄りの保健所や子育て支援課などにお問い合わせになり、案内を受けておきましょう。