胃粘膜異常といわれた。1年後の検査で大丈夫?
年1回、人間ドックを受けています。去年、今年と続けて「胃粘膜異常(前庭部)」との結果でした。医師の指示は1年後の検査でよいとのことですが、それまで詳しい検査は必要ないでしょうか?
男性/50代
2024/04/24
「胃粘膜異常(前庭部)」とは、胃の出口付近の前庭部に、周囲の正常粘膜と異なる粘膜像の異常が認められることを指します。おもに胃のX線検査(バリウム検査)を受けた際に指摘されます。
胃粘膜異常が胃潰瘍や胃がんなどによるものかどうかを探るために、要再検査(精密検査)といわれることもあります。精密検査では胃内視鏡検査(胃カメラ検査)を行い、直接、粘膜の様子をみて、あるいは必要であれば胃粘膜を採取して調べます。
ご相談者は1年後の人間ドックでの検査でよいという医師の判断なので、おそらく心配のいらない状態でしょう。また、人間ドックを同じ医療機関で受け続けているのであれば、昨年の胃粘膜の状態と変化がない、あるいは改善がみられると判断されたのだと思います。いずれにしても、ただちに治療しなければならない病変が存在する可能性は低いと考えられます。
しかし、昨年に続いて今年も同じ結果が続いたことが心配なら、内視鏡検査を受ける選択肢もあります。人間ドックを受診した医療機関で、あるいはかかりつけ医があれば、かかりつけ医に相談してみてはいかがでしょうか。不安な気持ちを話し、内視鏡検査の必要性を尋ねてみてください。
また、内視鏡検査が健康保険の対象になるか、自治体などの胃がん検診や助成制度を利用できるかなど、事前に医療機関や自治体へ確認しておくとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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