動悸が続く。心不全の初期症状では？

動悸は、不整脈など心臓に原因がある場合（狭心症や心筋梗塞、心不全など）や、不安が強いなどの心因性のもの、たばこ・コーヒー・紅茶・アルコールなどの嗜好品によるケース、内服薬などの薬の副作用によるものなど、さまざまな誘因から引き起こされます。また、日常生活のなかでも、速く走ったあとやスポーツ中・後、緊張したときなどにも心拍が速くなります。

動悸を主症状とする受診の目安としては、動悸が5分以上続く、脈が飛ぶ、あるいは脈が不規則なことがある、1分間の脈拍数が100回以上ある、健康診断で心電図の異常を指摘されたことがある、今までに心臓に何らかの病気があった、などに該当する場合です。

ご相談者は動悸や胸の違和感が1カ月以上続いているとのこと。安静時にも動悸があるということなので、やはり一度、循環器内科を受診されることをおすすめします。受診の際には、いつからどのような症状を感じているか、動悸が起こる、あるいは強くなるのはどのようなときか、どれくらい持続したか、むくみや息切れなど、ほかに症状はないかなどを詳しく説明するとよいでしょう。