つらい頭痛。薬以外の対処法は？

頭痛に悩む人は多く、緊張型の頭痛がそのうちの半数以上にのぼっています。一般的に頭痛の原因は、脳や頭部の病気による症状と、ほかに病気が隠れているのではなく、頭痛をくり返すことが問題である慢性頭痛に大別されます。

慢性的な頭痛には、片頭痛や緊張型頭痛があります。緊急性はないものの、不快感が強く、頻繁に症状が起こると、生活に支障を感じることがあります。

こりからくるような頭痛は、慢性頭痛の中の緊張型頭痛に分類され、ストレスなど心身の負担の生理的なからだの反応と捉えられています。そのため、セルフケアが中心となりますが、症状が強く現れているときや回数が多い場合には、セルフケアを手助けしてくれるようなからだに合った薬が検討されることがあり、その効果が認められています。薬の種類は、筋肉の緊張を和らげたり、気持ちを楽にするような処方薬となります。セルフケアで症状をコントロールできない方や生活に支障を感じている方は専門医に薬についてもされるとよいでしょう。

緊張性の頭痛は、うつむき姿勢や運動不足などが症状を引き起こすきっかけになることもあります。また、夏場であってもカーディガンやストールを活用することなどで、からだが冷えないように心がけてください。後頭部を温めることや（冷えると症状が起こりやすい）、ストレッチ、肩こり体操、頭痛体操なども血流を促してくれます。