麻疹の予防接種を受けていない可能性が高い世代
50代ですが、麻疹に関して、予防接種を受けた年代か、過去に感染したことがあるかがわからない場合、どのような対応が適切でしょうか?
男性/50代
2024/04/10
麻疹(はしか)の予防接種は、1978年(昭和53年)10月から“1~6歳を対象”とした、1回の定期予防接種が開始されました。そのため、1972年(昭和47年)9月30日以前に生まれた方は定期接種の対象外となり、麻疹の予防接種を1回も受けたことがない可能性が高い年代であると言われています。
ご相談者は50代とのことですので、麻疹の予防接種を1回も受けたことがない可能性が高い年代に当てはまるかと思われます。
予防接種を受けたかどうかや、感染の履歴が不明ということであれば、次の2つの対応方法があります。
1つ目は、予防接種を受けることです。麻疹は、予防接種が最も有効な予防方法であると言われており、抗体の有無(麻疹に対する免疫をすでに持っているかどうか)に関わらず受けることが可能です。もし、抗体がある方が予防接種を受けても副反応がそれにより強くなるということはありません。
2つ目は、抗体検査を行い、麻疹の抗体価がどのくらいあるかを確認する方法です。抗体価が一定以上あれば、予防接種を受ける必要はありませんが、抗体価が十分にない場合には、予防接種を受けることを検討してください。
いずれにしても、かかりつけの医師やお近くの医療機関に対応方法をご相談されることをお勧めします。
予防接種や抗体検査を受けられる場合には、医療保険の適用外(自費)となりますので、費用については医療機関にご確認ください。自治体によっては助成が受けられる場合もありますので、お住まいの自治体にも問い合わせてみるとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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