Question

希望部署への異動。一方でストレスが心配

希望していた部署への異動が内示されました。その部署で仕事をしたいと思ってきたので、やりがいがありそうと期待しています。その一方で、取引金額の規模が大きいため、ストレスも多い現場だと聞いています。もともとストレスをため込みやすい性格なので、そのような部署でうまくこなせるのか心配です。

女性/30代

2023/05/25

Answer

大きな仕事をしたいという願いが叶って期待で胸がふくらむ一方、その仕事に伴うであろうストレスが頭をよぎり、単純には喜べないのですね。それなら、事前に対処法を準備してみてはいかがでしょう。


例えば、想定されるストレスを整理して書き出しておくと、それだけでも少し楽になれるかもしれません。まず、その仕事の業務量や、困難さ、同僚や取引先・顧客との人間関係、職責に伴う心理的な負荷などのストレスのもととなるものを、思いつくまま箇条書きにしてリスト化してみましょう。

次に、それぞれのストレスに対する対処法を思いつく限り書き出します。仕事量なら上司に相談のうえ、メンバーと分担する、困難さなら部署の先輩に相談するなど。こうやって仕分けするだけでも、漠然とした不安が取り組む対象に変わり、少し気持ちが落ち着くことと思います。


また、ストレスの発散法についても考えておきましょう。休日に好きなことをする、スポーツをする、テレビやゲーム・読書に没頭するなど、方法はさまざまです。また、家族や友人と一緒に過ごすことでストレスが軽減されることもあります。


ストレスをためやすい人は、よく「趣味がない」「時間がない」「一緒にやる人がいない」などと口にしがちです。そうした人におすすめなのが「何でもいいから、リラックスや気晴らし、元気になることを20個挙げてみる」という方法です。

例えば、好きな動物の動画を見てほっこりする、お風呂にゆっくり入ってくつろぐ、美容院に行くなど。「趣味」というと構えてしまい、数個程度しか出てこないかもしれませんが、ささやかな、その人なりの楽しみも含めれば、思った以上にあるものです。


ストレスの発散は、そのときの自分のエネルギー量に合わせた方法を取ることも大切です。エネルギーがあまりないときの方法は「休息」(寝る、何もしないなど)、少しあるときは「リラックスできること」、結構あるときは「気晴らしや元気になること」といった3種類程度に分けておくといいでしょう。


何か新しいことに挑戦する人にとって、不安は避けては通れないものです。それはコインの表裏のようなもので、表が挑戦する勇気なら、裏が心配や不安です。今回の異動をチャンスととらえ、上手にストレスに対処しながら、仕事がもたらすやりがいに意識を向けるようにしていきましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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