朝食抜きは血糖値スパイクを招く?
「血糖値スパイク」が起こると体にどんな影響がありますか? 朝ごはんを抜くなど、招きやすい食習慣はあるのでしょうか?
男性/30代
2024/03/29
血糖値は、食事や運動、ホルモンの作用などの要因で、1日の中でも変動しています。食事をとると血糖値は上がりますが、健康な人では食後にわずかに上昇し、すぐに下がります。一方で、空腹時の血糖値は正常なのに、食後に血糖値が急激に上昇して高血糖になり、下がるタイプの人もいます。このように食後に血糖値が急上昇を起こしている状態を「食後高血糖」といい、「血糖値スパイク」と呼ばれています。
食事のたびに血糖値の急激な上昇を繰り返すと、それにより血管が傷つき、やがて動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞を発症することがあると報告されています。また、血糖値が急上昇するほど、血管へのダメージも増大すると考えられています。さらに、高血糖をそのままにしていると、血糖値を下げようとして膵臓がインスリンを過剰に分泌するため、やがて膵臓が疲弊し、糖尿病に進行するリスクもあります。
次の項目でチェックが多いほど、血糖値スパイクが起こるリスクが高まります。糖質が多い食品や飲み物は、血糖値を上げやすいので気をつけましょう。
<血糖値スパイクを招きやすい生活スタイル>
□朝食を抜きがち
□よく噛まずに早食いをする
□ジュース、炭酸飲料など糖分が多い飲み物をよく飲む
□パスタ+パン、うどん+ごはんなど、炭水化物の重ね食いをする
□外食が多く、野菜不足になりがち
□夕食後、甘いデザートやお菓子を食べる
□夕食の時間が遅く、食べたらすぐ寝る
□日ごろ運動をしていない
□座りっぱなしのことが多い
血糖値スパイクを抑えるためには、毎日の食生活を見直し、改善しましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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