インフルエンザ後に喉の違和感が続いている

喉（のど）がすっきりしない、違和感があるなどの原因としては、慢性の喉や扁桃腺の炎症、喉頭や咽頭のできもののほか、胃液が逆流しやすいことによる症状、年齢とともに喉の分泌物が減ることによる影響などがあります。

口の中をよく観察しても何も見当たらないのに、喉に違和感がある場合、とくに原因はなく、一時的な症状のこともありますが、貧血や甲状腺の問題、心因性など、さまざまなことが考えられます。複雑な社会環境の中で生活していることで、精神的なストレスが影響し、のどの違和感や心配を抱えている人も少なくありません。

喉の症状が1カ月以上にわたって軽快しないご様子のため、治療すべき病態はないか確認するためにも、耳鼻咽喉科への受診がすすめられます。

一般的に内服治療で経過をみても症状がよくならない場合には、医師の判断により、血液検査、頸部や胸部のＸ線検査、内視鏡検査など、口の中から喉の付近まで違和感の原因となり得る部位の詳しい検査が必要なこともあるので症状の変化を報告し、今後の治療方針について主治医へご相談ください。

また、日常生活では、禁煙、禁酒、違和感が強ければ消化のよいものを少量ずつ食べる、睡眠を十分にとる、ストレスの緩和、うがいをしっかり行うなどを心がけてみるとよいでしょう。