コロナ感染後に平熱が低くなった

2024/04/02
半年前に新型コロナウイルス感染症にかかってから平熱が下がって、体温を測るといつも36℃を切っています。このまま放っておいてよいでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
新型コロナウイルス感染症にかかったあと、コロナウイルスが検出されなくなっても、一部の人の中には倦怠感や嗅覚障害などの症状が持続的にみられることがわかってきました。これらの症状の原因はいくつかの仮説が提唱されているものの、明確にはわかっていません。治療法も確立されていないことから、それぞれの症状に対する対症療法が中心となります。どの程度長期にわたって症状が持続するかは不明ですが、時間経過とともに発現率が低下する傾向があるといわれています。
平熱が低くても通常の生活では何かの病気を心配する必要はありませんが、体温は自律神経の働きや生活習慣によっても変化します。以下に、体温を上げるための工夫の仕方をご案内します。
●1日3回の食事でしっかりとエネルギーとなる栄養をとる。からだを温める効果がある根菜類やしょうが、温かい飲み物を摂取する。
●筋肉量と運動量が多いほど熱が多くつくられ、血行もよくなるため、こまめにからだを動かす習慣をつける。
●ぬるめのお風呂でリラックスする時間を設けるなど、心身ともに休息をとり、ストレスを上手に解消して自律神経の働きを整える。
セルフケアを心がけても、気になる症状が続いてつらい場合や、生活に支障がある場合には、受診をおすすめします。お近くの内科か、かかりつけ医へご相談ください。


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