橋本病と診断された。日常の注意点は?
先日、かぜで受診した際、甲状腺に異常があると指摘され、改めて検査を行ったところ橋本病と診断されました。今後の生活で気をつけることがあれば教えてください。
女性/30代
2024/03/29
慢性甲状腺炎(橋本病)は、甲状腺機能の働きが悪くなっているため、からだの代謝が低下している状態です。通常量の食事を食べているとエネルギーオーバーになります。腹八分目の食生活を心がけるようにしましょう。甲状腺の病気がある人の食事は、体重変化に応じたエネルギー調整や、症状に配慮しながら、バランスのとれた食事をとることが基本です。医師からヨウ素(ヨード)の摂取制限の指示があれば、それを守り、1日3食を栄養バランスよくとるように心がけましょう。
倦怠感などの甲状腺機能低下の症状が強い場合は、あまりからだに負担がかからないようにしましょう。
橋本病では、自己のリンパ球が甲状腺に影響を与え、一部の人が甲状腺機能低下症になります。甲状腺のトラブルの中でも橋本病は、甲状腺に限られているため、予後のよい病気といわれています。
橋本病の患者さんの約7割はホルモン量が低下しない期間がしばらく続くようです。甲状腺機能の働きが優れないときに現れる症状は、新陳代謝が落ちるために起こる意欲の低下、むくみ、便秘、こむらがえり、肩こり、頭痛とともに、体重の増加などです。これらの症状は、専門医の判断にもよりますが、甲状腺ホルモンの値が基準値であっても症状が強く現れる場合には、治療が検討されることもあります。また、治療をすることで比較的短期間に症状の改善が期待できます。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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