Question

20代後半から生理痛がひどくなった。受診するも原因不明

20代後半になり、生理痛がきつくなりました。加えてここ最近は、生理が終わったあとも排卵痛と思われるような痛みが出るようになり、婦人科を受診しました。しかし異常はなく、痛み止めを処方され、経過観察となっています。ただ、症状は続いているのでこのままでよいのか不安です。

女性/20代

2024/03/06

Answer

20代後半から月経痛(生理痛)がひどくなり、受診しても原因が特定されず、経過観察となっているとのこと。月経時に起こる月経痛は、月経血を狭い子宮頸管を通して押し出すためのけいれんのような子宮収縮、子宮収縮に伴う有痛物質(プロスタグランジン)の増加、さらに子宮周囲骨盤内臓器の充血やうっ血が原因となって起こります。

基礎体温を測って、出血の後で体温が高温相になり、出血もなくなれば、排卵期出血(中間出血)の可能性が高く、この場合は数日で出血や腹痛は治まります。


月経時痛の軽減には、まず安静にすることです。ゆっくり休息をとると、出血量がかなり減少します。また、心理的、肉体的ストレスは痛みの反射を誘発しますが、それも少なくなります。月経痛がひどいときには、むしろ早めに鎮痛薬を用いて、できるだけ快適に過ごせるようにしましょう。しかし、仕事などで休息がとれないときは、あらかじめ自分は月経の何日目から、あるいは何日前から調子が悪くなるかを認識しておくようにして、それに対する予防的行動をとるとよいでしょう。


また、基本的なことですが普段からからだを冷やさない、バランスのよい食事や運動なども大切です。

ご相談者は、婦人科で病気の原因となる異常は見つかっていないのでまずは安心だと思いますが、日常生活でできることをしても症状が続く場合は再診をおすすめします。3カ月程度、基礎体温を測定し、腹痛の場所や程度、そのほかの症状などがあれば、具体的に記録しておき、受診の際にお持ちになることをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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