はしかは一度かかったらもうかからない？

はしか（麻疹）は非常に感染力が強く、免疫を持たない人が感染するとほぼ100％発症するといわれています。一度典型的なはしか（①発熱、②せき・鼻水・目の充血などのかぜ症状、③全身の発疹）にかかると、生涯にわたり免疫が持続するため、通常、再びはしかを発症することはありません。従って、一度はしかにかかった人は予防接種を改めて行う必要はないでしょう。

ただし、0歳児ではしかを発症した場合には、免疫の維持が十分ではない場合があるので、予防接種を考慮した方がよいとされています。

日本では2006年より麻疹風疹混合ワクチン（MRワクチン）の2回接種（1歳児と小学校入学前1年間）が予防接種法で定められた定期接種として行われています。

※2024年2月26日時点の内容です。