思春期の月経不順

思春期は、おおむね18歳くらいまでを指します。この時期の月経は周期が安定せず、不規則なことが多く、また、心配のない無排卵の人の割合は約30％を占めるといわれています。

まずは基礎体温を継続して測りましょう。基礎体温は小数点第2位まで測れる「基礎体温計」を用います。朝、目覚めたときに、起きる前に布団の中で横になったまま、口内で測ります。計測値は基礎体温表に記入します。排卵が起きていると、高温期と低温期の二相性を示します。お子さんは現在、不規則ではあるけれども月経がきていること、10代であることを考えると、二相性の基礎体温を示さなくても珍しいことではありません。

3カ月程度測定した基礎体温表を持って婦人科を受診しましょう。お子さんの月経不順が心配のいらないものかどうかをきちんと診断してもらうことで、安心して月経に向き合うことができるでしょう。また、月経痛が重いということで、生活に支障をきたすようなものは「月経困難症」として治療の対象となります。あわせて婦人科で相談することをおすすめします。