脳動脈瘤の手術。1カ月先で大丈夫?
副鼻腔炎でMRI検査をしたところ、たまたま脳動脈瘤が見つかり、1カ月後に手術を受けることになりました。1カ月も先で大丈夫なのか、非常に不安です。これくらい待つのは普通のことなのでしょうか?
女性/60代
2024/02/18
MRI検査で偶然、脳動脈瘤が見つかったとのこと。ご心配とは思いますが、発見されてよかったと思います。
一般的な診断の目安として、日本脳ドック学会による脳動脈瘤のガイドラインでは、70歳以下、動脈瘤の大きさが5mm以上で手術(根治治療)がすすめられ、また、この条件外でも患者さんの諸条件を考慮して総合的に判断し、治療を検討するとされています。治療が必要ないと判断された場合は、通常6カ月~1年ごとに検査を繰り返し、動脈瘤の形や大きさに変化がないかを経過観察していきます。
ご相談者は手術が1カ月先で不安を感じられているようですが、通常、緊急の場合を除き、1~2カ月程度待たされることは珍しいことではありません。緊急性が高い場合は、ほかの患者さんの日程をずらしてでも手術を急ぐのが一般的です。専門医の診断の結果なので、まず心配はいらないでしょう。
手術までの1カ月間の過ごし方については、血圧が高くならないようにすること、そのためには過労やストレス、睡眠不足を回避すること、息の切れるような運動は控えること、不規則な生活や、飲酒・喫煙は避けることが望ましいと思われます。主治医に確認しておくと安心でしょう。また、家庭血圧を毎日測るようにするとよいでしょう。
万一、吐き気・嘔吐、頭痛、めまい、意識がぼんやりする、ろれつが回らないなどの症状が現れた場合には、手術の日を待たずに速やかに受診してください。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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