卵巣の腫瘍マーカーが高値。卵巣と子宮摘出に不安
卵巣腫瘍の経過観察中です。最近、腫瘍マーカー検査の数値が上昇し、主治医から開腹手術で卵巣と子宮を摘出する話がありました。悪性の可能性があるからとはいえ、不安です。摘出した場合の後遺症についても知りたいです。
女性/40代
2024/02/18
卵巣の病気を疑う場合には、一般的に超音波(エコー)検査、CT検査やMRI検査による画像検査と、卵巣に関連した腫瘍マーカーを調べ、診断します。卵巣の腫瘍マーカーには、CA125、CEA、CA19-9などがあり、画像診断と腫瘍マーカーの検査、内診などの結果を総合して治療方針を決めていくことが一般的です。
画像検査、血液検査から判断する必要はありますが、腫瘍マーカーが高値という経過があり、悪性が否定できない場合は、卵巣の全摘手術をしたほうが安心とされています。腫瘍マーカーが高い場合の治療法は、腹腔鏡で行うと細胞を散らす可能性があるため、開腹手術のほうが望ましいでしょう。卵巣の腫瘍が悪性の可能性がある場合は、子宮を摘出したほうがよいと思います。
子宮や卵巣摘出後の後遺症は、開腹によって便秘になりやすくなるため、食事や水分のとり方、適度な運動が大切です。卵巣は閉経前に摘出すると、更年期障害のような症状がみられることがありますが、ホルモン補充療法(HRT)によって改善が期待できます。
主治医は卵巣腫瘍が悪性化した可能性を考慮して、開腹手術での卵巣・子宮の摘出をすすめておられるのでしょうか。治療方針の根拠となることがあると思うので、現状や今後の治療で不安に思われることについて、今後もよくご相談なさることをおすすめします。
気になることは遠慮せずに質問を重ねてください。それでも不安が残るようであれば、セカンドオピニオンとして、別の医療機関で専門医に意見を聞いてみることも不安を解消し、納得して治療を受けるための1つの方法だと思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。