腰痛対策のマッケンジー体操は効果がある?
ぎっくり腰になり、徐々に回復中ですが前屈みの姿勢や長くいすに座っていると痛みを感じます。リハビリテーション科の理学療法士からマッケンジー体操を指導されました。行う際に多少無理をして腰を反らせるのでそのときは痛みがあり、2~3日続けてみて今も痛みが残る感じもあります。このまま続けてよいのか、再発防止に効果があるのか知りたいです。
男性/40代
2024/02/09
腰痛の場合、安静、鎮痛薬、マッサージやコルセットの使用など、さまざまな治療方法があります。また、慢性的な痛みには運動療法が効果的なことはよくあります。その運動療法の1つが、マッケンジー体操(伸展〈腰を反らす〉エクササイズ)です。
この方法は、患者さんの病状によって有効と医師が判断した場合、その効果が十分認められています。マッケンジー体操を始めると、腰の違和感や痛みをいつもより強く感じることがありますが、続けることで徐々に腰の具合がよくなってきます。通常1~2週間ほどで体操に慣れてくるので、できるだけ指示通りに行ってください。
マッケンジー体操は、からだの柔軟性が増し、伸展の可動範囲が大きくなるため、結果として症状が軽くなり、再発予防になります。この体操は、痛みを完全に治すということではなく、痛みが徐々に楽になる、今までできなかったことがまたできるようになるなど、通常の生活に戻していくことを目的としています。気長に続けていきましょう。
ただし、しびれや足に走るような痛みが出てくる、体操後も痛みがとれないときには姿勢が正しくないか、体操そのものが適していない可能性があります。その場合、指導を受けた医療機関で相談するようにしてください。日常生活でも長時間同じ座位の姿勢をとることは避け、まめに立ち上がって腰を伸ばしていただくとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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