Question

扁桃腺炎を繰り返す社会人の息子

28歳の息子は年に何度も扁桃腺炎を起こします。季節の変わり目などに発熱して体調を崩し、会社を休んでいます。かかりつけ医から、発症が頻回で扁桃腺が大きいので切除をすすめられました。しかし本人は欠勤してまで手術を受ける気にならないと、市販のかぜ薬などで毎回しのいでいるようです。このままでよいのでしょうか?

女性/60代

2024/02/08

Answer

扁桃腺炎は、ウイルスや細菌に感染することで口蓋扁桃が炎症を起こす病気で、扁桃は赤く腫れ、ひどくなると化膿してうみが付着します。のどの痛みや発熱(高熱)などが急に現れる急性扁桃腺炎と、急性扁桃腺炎に比べて症状は軽いものの、何度も繰り返す慢性扁桃腺炎があります。慢性扁桃腺炎は大人によくみられ、息子さんのように、何かのきっかけがあると発症することが多いようです。誘因には、食べすぎ、飲みすぎ、過労や寝不足、冷え、喫煙、かぜを引くことなどが挙げられます。


発症が頻回の場合は、お子さんのように勤務に支障をきたすこともあり、また、まれに腎炎やリウマチ熱などを引き起こすことがあるため、扁桃の摘出をすすめられることがあります。

扁桃摘出術は全身麻酔で行われ、医療機関にもよりますが、1週間前後の入院が必要です。扁桃摘出によって、高熱や二次感染のリスクを減らすことができますが、ご本人も気にされている通り、治療のために会社を休まなければなりません。


息子さんは、手術のために会社を休む気になれないとのことですが、年に数回は扁桃腺炎で欠勤したり、症状がある間は休まないまでも仕事の効率が落ちているでしょう。思い切って上司や、職場の産業医、または保健師などに相談されることをおすすめします。

なかなか治療に踏み切れない場合は、以下に気をつけて発症の予防に努められるとよいでしょう。


●規則正しい生活を心がける。

●うがい、水分補給に努める。

●栄養バランスのとれた食事をとる。

●のどの粘膜を守るビタミンAや、抗酸化作用のあるビタミンCを含む食品をとるように心がけ、塩辛いものや熱すぎるものなどによるのどへの刺激を避ける。

●睡眠をしっかりとり、疲れやストレスをためない。

●歯磨きは毎食後に行い、口腔内を清潔に保つ。

●ほこりっぽいところは避ける、マスクをする。

●少しでものどに違和感があれば、早めに安静を保ち、口腔用剤を用いる。

●自分で発症のきっかけと感じられる事柄(気温の変化、暴飲暴食、かぜなど)に留意する。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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