かぜの診断後も体調不良が続く。生活で気をつけることは?
からだがだるく、体調が悪い日が続いたので受診したところ、かぜと診断されました。薬を処方してもらいましたが、なかなかよくなりません。症状を改善するために、日々の生活で気をつけることを教えてください。
男性/20代
2024/02/05
からだに何らかの症状が出ているときは、からだ自体にけがや病気などの問題がある場合と、体調不良や疲れ、ストレスなど心身のコンディションが原因の場合があります。ご相談者は、かぜと診断されたとのことですが、一般的にかぜの特効薬はないといわれ、治療としては症状に合わせた対症療法が中心となります。
内服治療のほか、休息と食事が大切なので、それぞれの工夫について以下に挙げておきます。
〈休息の工夫〉
●就寝前は刺激物(カフェイン、たばこには覚醒作用がある)を避け、睡眠の質を高めましょう。
●明るすぎない照明、心地よい衣類や寝具、心身ともにリラックスできる環境で休みましょう。
●ぬるめの入浴はからだの深部まで温まります。心地よさが感じられることを目安に入浴するとよいでしょう。
●自分なりのリラックスできる方法があるといいですね。
〈食事の工夫〉
●アルコールは控えます。かぜを引いているときの飲酒は回復の妨げとなります。薬の作用にも影響が出るため、控えましょう。
●脂肪や食物繊維の多い食品は控えましょう。消化機能が低下しているので胃腸の負担になるものは控えめにします。
●バランスのよい食事は体調が整い、回復の助けとなります。主食、主菜、副菜をそろえ、肉や魚、大豆製品、緑黄色野菜や淡色野菜、海藻、きのこ類、果物などをまんべんなくとるようにするとよいでしょう。
症状の改善がみられない場合は、再度受診して相談されることをおすすめします。前回受診時からの経過を把握している同じ医療機関がよいと思います。ご相談者の状況をよく理解していただくためにも、受診の際には前回受診後の症状の変化などについて伝え、原因や対処方法を伺ってみてください。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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