Question

体に負担の少ない入浴方法は?

昔から熱いお風呂が好きですが、家族から体によくないといわれます。体に負担の少ない入浴方法を教えてください。

男性/70代~

2021/12/21

Answer

入浴は、皮膚を清潔に保ち新陳代謝を促すだけでなく、血行がよくなることでからだを温め、心身の疲労回復やリラックスなどの効果が期待できます。しかし、特に寒い季節には、入浴時の事故が増えるので注意も必要。体への負担が少ない入浴法をご紹介します。


①お湯の温度はぬるめに設定する

38~40℃の湯温が、リラックス効果が高く安全とされます。熱いお風呂は血圧変動が大きくなりやすいので、控えたほうがよいでしょう。ぬるめの湯で体の芯まで温めると、入浴後も温かさが続きます。

②浴室内と脱衣場の温度差に注意

浴室内と脱衣所の温度差が大きいと、血圧が上昇し心臓や血管に負担をかけます。冬場は脱衣場に暖房器具を置く、事前に浴槽のふたを開けて、熱いシャワーを出すなどをして、浴室と脱衣場を温める工夫をしましょう。

③かけ湯をしてから湯船に入る

かけ湯は手や足など心臓から遠い場所から行いましょう。かけ湯の回数が多いほど、血圧の急な変動を抑えることができます。

④入浴方法と時間を守る

のぼせにくく、心臓への負担が少ない半身浴がおすすめです。時間は15~20分が目安。体力のない人や高齢者でも安心です。

⑤入浴前後に水分補給をする

発汗などで体内の水分量が減ると血液が固まりやすくなります。入浴前後にコップ1杯の水や麦茶などを飲むようにしましょう。


そのほか、体調がすぐれないときは無理をせず、手湯や足湯、体をお湯でふく程度にとどめましょう。浴室は滑りやすいこともあるので足元にも注意。また、飲酒後すぐの入浴は事故の危険があるため、控えてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

入浴
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。