高齢者の不調への対処法は?
88歳の母は、胃がムカムカする、汗が出たかと思うと寒い、いびきをかいて昼寝をする、からだのあちこちが痛いなど、毎日不調を訴えます。一度、消化器内科を受診して胃薬を処方してもらいましたが、効果がみられなかったので飲むのをやめています。どこが悪いのでしょうか?
女性/50代
2024/01/22
高齢のお母様がさまざまな不調を訴えられるのですね。胃のムカムカは、嘔吐の前にみられるほか、胃や食道の炎症、消化機能の低下でも現れます。体温調節がうまくいかない状態は、自律神経のバランスが崩れていることや、まれに脳に原因がある場合も考えられます。からだのあちこちが痛む状況は、運動不足で筋肉や関節が固まっていたり、からだの末端の血流が滞っていたり、神経痛が原因の場合もあります。昼間に眠気を訴える場合、夜間の不眠が隠れているかもしれません。
高齢者の不調には、原因が特定できないものもあります。生活面での改善を試みると、症状が軽快するケースも少なくありません。以下のようなことを試してみてはいかがでしょうか。
●昼寝は極力しないで生活のリズムを守り、夜間の睡眠を促す。
●食事は1日3食、規則正しく食べる。
●昼間、可能であれば散歩するなどでからだを動かし、血流をよくする(質のよい睡眠にもつながる)。
●できるだけ人と交流して気持ちを活性化する。
ただし、高齢者は原因となる病気があっても症状が現れにくく、単なる不調として訴えることもあります。まずはかかりつけ医で現在の症状について相談し、必要とあれば検査などを受けて、原因疾患の有無を探ってもらいましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。