Question

友だちに手を出してしまう子どもへの対処法

7歳の小学生の息子が最近、友だちに手を出してしまうことがあります。叱ったり諭したりしているのですが、そのときはわかってくれても感情を抑えられないようです。対処方法を教えてください。

女性/20代

2024/01/17

Answer

お子さんが友だちに手を出してしまうことがおありなのですね。ご多忙な中で日々お子さんと向き合い、対処方法を工夫しながら過ごされているご自身をひとまずねぎらってあげてくださいね。

一般的に子どもは、自分の要求を言葉で表現することが難しいときに、つい手が出てしまうことが考えられます。成長とともに言葉での表現が上手になってくると、徐々に改善してくると思われますが、このような状況では悪いことは悪いときちんと伝えることが大切です。お子さんに、なぜ友だちをたたいてしまったのかなど、理由や状況をよく聞くようにしましょう。


また、一度で収束することは難しい場合もあるため、今後同じようなことが起こったときには、相手の方に一緒に謝ることや、くり返し諭していくことが必要になります。謝るのが親の仕事のように感じることもあると思いますが、一時期のことです。また、特定の場所に限って行うという場合は、何らかの理由があるのかもしれません。お子さんの話をよく聞くのと同時に、時間の許す範囲で近隣の保護者の方とよくコミュニケーションをとるなど、子どもたちを育て合うつながりを形成していくことも、子どもたちの健やかな成長につながります。

お子さんに話をするときは、理解を求めるためにも伝えたいことは簡潔に、お子さんの視線の高さに合わせてしっかり目を見るようになさってくださいね。まだまだ甘えたい年ごろなので、お子さんも日中の時間を精一杯過ごしていることをわかってあげる言葉かけも忘れないようになさっていただくとよいと思います。


このように少し長い目でお子さんの様子をみていくとよいのですが、もし、手が出る行為がなかなかおさまらなければ、もっと自分に関心を寄せてもらいたいなどほかのメッセージが含まれているかもしれません。また、お子さんに何らかの気持ちの負担があったのかもしれません。そのような場合は、小学校にいるスクールカウンセラーや児童相談所、かかりつけ小児科などの専門の窓口でご相談になるのも1つの方法でしょう。電話や対面で相談をすることで状況がよくわかり、解決に向けて一緒に考えていけることと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

子どもの悩み
子育て
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。