肌のかゆみや湿疹がつらい

１カ月ほど前から皮膚にかゆみや湿疹の症状が出るとのこと。肌のかゆみや湿疹の症状は、からだのどの部位にみられるでしょうか。一般に、若年層の女性のおもな皮膚トラブルとしては、皮膚の赤み、かさつき、かゆみなどの肌荒れとにきびです。かゆみでかいたり、触ったりすることで肌荒れが悪化します。

冬の空気の乾燥に伴って皮膚が乾燥し、かゆみが生じることもよくあります。特に手足や顔は乾燥しやすい部分です。乾燥が原因の場合は、皮膚の保湿ケアが必要なので、保湿剤を入浴後など皮膚が水分を多く含むときに使用すると効果的です。まめに保湿剤を塗ることもよいでしょう。

入浴の際は洗浄剤をよく泡立て、手で優しくなで洗いしましょう。ナイロンタオルやブラシ、スポンジなどの刺激の強いもので皮膚をこすらないよう注意します。場合によっては、以前と違う石けん、台所用洗剤、衣料用洗剤ほか、接触する薬剤の刺激によってかゆみが生じたり、湿疹ができることもあるので肌に合っているものかどうか注意しましょう。また、睡眠を十分にとる、1日3食を決まった時間にとるなどの規則正しい生活、栄養バランスの整った食事をとるなど、生活面を整えることも大切です。

今後も湿疹を繰り返す場合は、皮膚の悪化のサインとも考えられるので、皮膚科の受診も検討するとよいでしょう。発熱などの全身症状を伴う場合には、内科を受診されるとよいと思います。