Question

ストレスや疲労によると思われる症状を改善したい

転職によって一人暮らしを始めたのですが、環境にも人間関係にもまだあまりなじめずにいます。からだのだるさや頭痛のほか、常に疲労感があります。ストレスや疲労によると思われる症状を改善するためにしたほうがよいことは何ですか?

女性/30代

2023/12/15

Answer

私たちのからだは、ストレスによってさまざまな不調を引き起こします。生活環境が変化したときは、緊張状態が続いていることが多いため、ストレスへのケアが必要です。それにはまず、睡眠・休養、バランスのよい食事、適度な運動により、体調を整えることが大切です。

疲れがとれない、からだがだるいといった症状があるときは、体内に疲労物質がたまった状態と考えられます。その日(週)の疲れはその日(週)にとることを心がけてくださいね。


●フットバス(足浴)でリフレッシュ……洗面器などに入浴時よりも少し熱めの湯を入れます。可能であれば、好みのエッセンシャルオイル(精油)を1~2滴入れ、香りを楽しみながらゆっくり過ごしてみるとよいでしょう。足から全身がホカホカに温まります。

●手のひらにある「労宮」のつぼを押す……手を軽く握ったときに中指の先端がつくところから、やや人差し指寄りにあるつぼです。緊張を和らげ、疲労物質の流れをよくする「労宮」をボールペンの柄などで何度か押してみてください。

●ホッとひと息、就寝前のお茶……クエン酸は疲労物質の乳酸を分解する働きがあります。疲れには寝る前にリンゴ酸、クエン酸など疲労回復物質を含んだハイビスカスティーなどがおすすめです。また、レモンを使ったり、デザートでかんきつ類、いちご、キウイなどを食べるとよいでしょう。

●簡単にできるリラックス法……ただ空を見上げるだけで、リラックスできるといわれています。雲の流れを眺めたり、木々のざわめきや小鳥のさえずりを聞いたり、花々を見たり、何も考えない時間をもつとよいでしょう。

●相談相手をつくる……何でも相談できる、何でも言い合える家族や友人が周りにいないというのはストレスになりがちです。例えば、家族や友人とまめに連絡をとるようにすることなども1つの方法です。


通常はストレスが原因であれば、心身の休息や生活の安定などで症状が緩和する場合がほとんどです。症状が長引くと、心理的要因で起こった症状から新たな器質的問題を引き起こす可能性があります。症状が長引く場合には内科で相談してみるとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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