Question

被せ物ができない歯の治療法は?

歯の治療について教えてください。被せ物をすることができない状態になった場合、どのような治療法がありますか?

男性/50代

2023/12/09

Answer

むし歯の治療において、残っている歯に被せ物をする治療が難しい場合は、コア・クラウン、ブリッジ、部分入れ歯、インプラントによって機能を補います。以下に、それぞれの一般的な治療方法を記します。なお、コア・クラウン、ブリッジ、入れ歯の材質などは限定されますが、保険診療が可能です。インプラントは自費診療になります。


●コア・クラウン……むし歯で歯を削ることなどによって、歯の見えている部分をほとんど失ってしまった場合、コア(人工の土台)を根に装着し、クラウンを被せる方法です。

●ブリッジ……歯が1~2本抜けた場合に、その両側の歯を土台にして橋をかけるように人工の歯をつくる方法です。ブリッジを被せるために両側の歯を削るので、その点を理解して治療を受ける必要があります。

●部分入れ歯……「スクラプ」と呼ばれる金属のバネを残った歯に引っかけて、はめ込みます。床にレジンと呼ばれる歯肉に近いピンク色をした歯科用プラスチック樹脂が使われます。

●インプラント……歯がない部位のあごの骨にインプラントを埋め、そのインプラントに義歯を付ける治療法。インプラントを埋める治療をしてから、かめるようになるまで通常、半年以上かかります。


自費診療の場合の検査や治療内容、素材などは医療機関によって異なり、同じような治療をした場合でも医療機関によって費用にも違いが生じます。料金は高額になりますが「より美しく、より使いやすい歯を」という生活の質の向上を高める要望に応えてくれます。大切なことは、自分が何を求めているかをはっきりさせて治療に臨むことです。主治医からよく説明をしてもらい、自分でも十分に吟味し、納得して治療を受けることをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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