自分でできる汗かきの対処法
以前から汗かきで困っています。職場では、一般的な設定温度の空調になっていますが、夏でも冬でも汗をかいていて、周囲の目も気になります。自分でできる対処法を教えてください。
男性/30代
2023/12/07
汗をかくことは、体内の熱を発散するための誰にでもある生理現象ですが、量が多くなると気になるものですね。からだには汗のかきやすい場所があり、汗腺の数や密度と関係します。手のひら、足の裏、額などはとくに汗をかきやすく、緊張したときに出やすいです。また、温熱性の発汗は頭や胸、背中に多く汗がみられ、必ずしも実際の発汗量と汗をかいている実感が一致しないこともあります。例えば、わきの下などの汗が蒸発しにくいところは、実際は少量の汗でもたくさんかいている感じがすることもあります。
ご自身でできる対応策をご紹介します。なお、試してみても改善がみられず、生活に支障を感じる場合には、皮膚科で相談されることをおすすめします。
●汗わきパッド……下着と一体感が得られ、通気性のよいものを使用します。
●デオドラント剤……塩化アルミニウムなど金属塩は汗を抑える効果があります。
●保冷剤……首筋やわきの下、手首などからだの一部を保冷剤などで冷やすと体温が低下し、汗の量が減ります。
●食事……肉類など動物性たんぱく質と脂肪の多いもの、唐辛子などの辛い物を控え、汗の出方を調節する納豆や豆腐などの大豆製品を適量とるとよいでしょう。
●水分……冷たい物をとるとかえって熱がこもり、あとから多くの汗が出ます。熱い物を飲むと一時的に汗は増えますが、その汗が体温を下げるので、その後は涼しく感じて汗が減ることもあります。
●汗拭き……汗をかくたびに拭いていると、いつまでも汗が止まらないことがあります。汗は皮膚の上で蒸発して体温を下げる働きがあるので、すべて拭いてしまうと体温が下げられず、汗が出続けることになります。流れる汗を軽く拭き、皮膚はしっとり湿った状態を保つとよいでしょう。
●衣類……吸水性、速乾性、通気性がよく、ゆったりしたもので肌と衣類との間の通気をよくすると効果的です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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