Question

片目の視力の低下。多忙でなかなか受診できない

これまで問題がなかった視力が下がってきました。左目が0.5まで落ちています。違和感や疲労感(目の奥の鈍痛)などもあり、仕事中もつらいことがあります。平日は仕事が忙しく、なかなか眼科に行くことができないのですが、すぐに受診したほうがいいですか? また、セルフケアの方法も知りたいです。

男性/20代

2023/11/01

Answer

遠くがよく見える人がパソコン画面など近くを見るときには、目の中の筋肉を緊張させ、カメラのレンズに相当する水晶体を調節することによりピントを合わせています。しかし、水晶体を調節する働きが悪くなったり、細かい作業などによって目を酷使し続けたりすることで目の疲労が蓄積すると、視力が低下してくることがあります。


ご相談者は左目の視力が低下し、違和感や目の疲れなどで生活や仕事にも支障があるようなので、早めの眼科への受診をおすすめしたいと思います。

しかし、仕事の関係でなかなか受診の時間がとれないとのこと。目の状態にもよりますが、ある程度の通院は必要になるかもしれません。職場か自宅の近くで、夜遅くまで、あるいは土日祝日に診療している医療機関を探し、受診することを検討してみてください。

または、産業医や保健師など、職場の健康管理を担う産業スタッフに相談するのもよいでしょう。産業スタッフは、働く人の健康を守る役割があり、ご相談者の受診の方法を考えてくれると思います。


また以下に、目の負担を軽減するようなセルフケアをお伝えします。

●睡眠時間の確保に努めましょう。目とからだと心の疲れをためないことが肝要です。

●目を酷使する生活環境(長時間のパソコン作業など)にあれば、可能な範囲で1時間に5~10分の休憩がとるようにしましょう。休憩が難しい場合でも、遠くを見て目の筋肉を適度に動かしリラックスさせましょう。

●帰宅後はとくにパソコンやスマートフォン操作、ゲームやテレビなど目に負担のかかることは極力控えめにして目を休めましょう。

●目の乾きを改善・予防することも大切です。目の乾きを感じたら、目薬を正しく使うと効果的です。薬局の薬剤師に相談のうえ、適切な目薬を選んでもらうとよいでしょう。

●目の疲れの軽減のため、目の上下の骨に沿って、内側から外側に向かって指で優しく押すと血行がよくなります。このとき、眼球を押さないように気をつけてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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