Question

長年、解消しない便秘のセルフケアの方法

学生時代から長らく便秘に悩まされています。食事などの生活習慣に気をつけて、医療機関で薬を処方してもらったこともありますがあまり改善できていません。生活面など、自分でできるケアについて教えてください。

女性/30代

2023/10/27

Answer

便秘は体質、不規則な生活、ストレスなどが影響します。排便が数日に一度でも、腹痛などの症状、排便の苦痛や困難がなければ、通常、便秘とはいいません。排便が毎日あっても不快な症状があれば、改善していく必要があるでしょう。


便秘には複数のタイプがあり、日本人に多いのは、弛緩性便秘です。弛緩性便秘は、食事量や筋力が少ない、便意を我慢する、環境の変化などによって腸全体の運動が低下することが原因です。けいれん便秘は、精神的なストレスで腸の緊張が高まり、便秘と下痢をくり返すのが特徴です。直腸性便秘は下剤や浣腸の乱用、腹筋の低下などにより、便意が起こらないタイプです。

以下に、一般的な便秘のケアをご紹介します。


●朝食を摂取する……特に朝は腸の反射が盛んで朝食の刺激は効果的です。

●食物繊維の多い食品をとる……いも・豆類、果物、ヨーグルトなどは食物繊維が豊富で腸を整えます。

●こまめな水分摂取

●運動をする……排便には筋力も重要で運動は腸の動きを活発にします。歩くなどの全身運動と筋トレやストレッチも大切です。

●リラックスする……便秘は多忙でストレスの多い人に多くみられます。ぬるめの湯につかる、心地よい音楽を聞く、腹式呼吸をするなど、自分に合う方法を見つけ、少しの時間でもゆとりをもつ工夫をしてみましょう。


便秘と下痢をくり返す、下剤を常用している、セルフケアをしても改善しない場合は、胃腸科や消化器科などの医療機関へ相談しましょう。できれば、受診先の医師に便秘の経過や、工夫していること、それにより改善している点、過去に便秘で使用した薬とその効果などを具体的に伝えるとよいでしょう。常用薬があれば持参します。さらに、口頭でも箇条書きのメモでもよいので、短い診察時間内にできるだけ医師に伝えられるよう、症状や経過の伝え方を工夫するのもよいと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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