Question

前立腺肥大の検査結果と手術の可能性

1カ月ほど前、血尿が出たため、近所のクリニックから大きな病院を紹介してもらって膀胱内視鏡検査を受けました。結果は前立腺からの出血の可能性が高いとのこと。前立腺の超音波(エコー)検査では前立腺の容積が60mLとの結果で、場合によって前立腺肥大の手術を検討しましょうといわれました。約1カ月前のクリニックでの超音波検査では35mLの結果で、数値差があるのが不安です。超音波検査では誤差が生じることもあるのでしょうか?

男性/50代

2023/10/23

Answer

前立腺肥大症は、問診・診察のほか、直腸診、超音波検査、残尿検査、血液検査(PSA)などいずれかの検査を行って診断されます。超音波検査は簡易で便利な検査ですが、画像が粗く、空気などが音波を通しにくいため、影になってわかりにくい部分ができることもあり、条件によっては検査結果に誤差が生じることもあり得ます。また1カ月の間隔があり、別の医療機関の検査でもあるので結果に差が生じることも考えられるでしょう。紹介された病院の次回の受診時に、超音波検査の結果についての疑問・不安は主治医にお話しいただくとよいと思います。


前立腺肥大症の手術の時期については一定の基準はありませんが、緊急性がなければ、まずは薬物治療や生活指導などが行われることが一般的です。これらの治療を行って経過をみて、それでも症状に改善がみられない場合に手術が検討されます。

手術を要する状態としては、前立腺肥大症のために肉眼的血尿(目で見てわかる血尿)を繰り返す、尿路感染を繰り返す、膀胱に尿がたまっても尿が出せない状態を繰り返す、膀胱結石が形成された、腎機能が障害された、といった場合です。あるいは、前立腺肥大症による症状が強い場合、残尿(排尿後に膀胱内に残った尿量)が100mL以上ある場合、薬物治療では症状の改善がみられない場合には、将来病状が悪化する可能性があるため、手術がすすめられることがあります。その他、生活の質をよりよくするために患者さんが希望された場合に手術の適応となることもあります。

ただし、前立腺肥大症の症状があっても原因が膀胱の収縮力によるものの場合は、手術での症状の改善が得られないこともあるため、手術を行うかどうかは泌尿器科専門医の正確な診断とともに、十分に相談することが大切です。


ご相談者の主治医は「場合によっては前立腺肥大の手術を検討」とおっしゃっているので、即手術という状態ではなく、薬物療法なども含めて治療方針を検討されているものと考えられます。ご自身の疑問はもちろん、治療のメリットやリスクなどについても遠慮なく主治医にお尋ねになり、納得のいく治療方法を選択していくことをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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