Question
帯状疱疹を発症。乳児にうつらないか心配
帯状疱疹を発症し、治療を受けているのですが、わが家には水痘(水ぼうそう)ワクチンが未接種の乳児がおり、うつらないか心配です。帯状疱疹の感染経路や、気をつけたほうがよいことを教えてください。
男性/40代
2023/10/21
Answer
一般的には、水痘・帯状疱疹ウイルス(水ぼうそうの原因ウイルス)の感染経路は、水疱内容物の飛沫の吸入や接触で感染します(飛沫感染、空気感染)。水疱が乾燥してかさぶたになるまでは感染性があり、感染力は非常に強いといわれています。
そのため、水疱がある部位をガーゼなどで覆い、触れないようにするのは基本ですが、水痘(水ぼうそう)にかかったことがない人や、水痘ワクチン未接種のお子さんがいる場合は、接触を避けるようにいわれています。飛沫感染や空気感染があることを考えると、一緒の空間にいることも可能なら避けたほうが安心と思われます。
一般的には、帯状疱疹にかかっている人と接触した場合、その後に水痘を発症してしまう可能性がありますが、接触後72時間以内であれば、ワクチン接種で水痘の発症を予防することが期待でき、水痘に効果のある抗ウイルス薬による治療があります。特に、1歳未満のお子さんがいる場合は、感染予防についてかかりつけの小児科医と相談されると安心でしょう。
水痘の潜伏期間は約2週間で、最初はかゆみのある小さな紅斑が出現し、水疱になります。お子さんに気になる症状が現れたときには、早めに小児科を受診されることをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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