Question

脳ドックで大脳白質病変ありの結果に

記憶力が衰え気味で脳ドックを受診し、MRI検査が大脳白質病変ありの結果でした。しかし、特に心配はないとのことで医師の指示もありませんでした。調べると、原因に加齢や喫煙、運動不足などがあり、記憶力低下の症状もあるとのこと。今後、脳疾患にかかる可能性などはあるでしょうか? また、30代でも加齢といえますか? 今は禁煙し、通勤も徒歩に変えました。

女性/30代

2023/09/28

Answer

昨今、CTやMRI検査などが進歩し、大脳白質の異常は発見されやすくなりました。高齢者に比較的多くみられるものですが、通常、加齢現象は30歳以降にみられます。30歳以降、からだのいろいろな部分の機能が少しずつ低下していくため、30代でも加齢という要素が出てくる場合があります。


脳ドックなどの検診の判定は、医療機関受診の指示、精密検査や再検査の指示、経過観察の指示があるほか、軽度の変化で対応不要であれば、特に心配ない、などと示されます。検診ではその判定の指示に従うことが原則ですが、ご相談者が結果について不安に思われるなら、検診機関へ直接質問されるとよいでしょう。気がかりな症状についても相談してはいかがでしょうか。


一般的に、脳の健康を保ち、認知症などを予防するためには、以下のようなポイントがあります。

1つは、運動を行うことです。現在、徒歩通勤をされているとのことで、とてもよいことだと思います。若い年代から行う有酸素運動の習慣が、将来の認知症予防に役立つと注目されています。2つ目は、食事に気をつけることです。脳の健康のための特定の食品ではなく、食事の全体的な栄養バランスが大切です。野菜や豆類などもとり入れてバランスよく、食べすぎない食習慣がすすめられます。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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