花粉症の時期以外にも続く鼻炎
例年は、春と秋に花粉症の症状が出ます。今年は夏場にも鼻炎があり、鼻から目にかけて腫れた感じがして、鼻の穴が狭くなっているような感触が続いています。何かほかの病気にかかっているのでしょうか?
女性/40代
2023/09/11
花粉症の鼻炎症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみなど)は、鼻の中の鼻腔粘膜に起きている炎症がもとで起こります。
その原因としては、花粉症のほかに、かぜのウイルスや細菌による感染、頻回な鼻かみなどの刺激の反復、花粉以外のほこり、ダニなどに対するアレルギー反応などが挙げられます。
炎症が起きると、粘膜の血管が拡張し、組織内の水分を増やそうとする働きが出てきます、これは免疫作用によるものですが、組織内の水分量や炎症の程度によっては、鼻腔粘膜にむくみや腫れの症状が出てきます。鼻腔でこの炎症が長引くと、粘膜が厚く硬くなることもあります。また、粘膜の腫れが持続して悪化すると、ポリープ状の膨らみを作ることもあります。
ご相談者のこれまでの経過や今回の鼻の症状などから、アレルギーに関係するものという可能性は考えられるでしょう。長いアレルギー疾患の経過のなかで、アレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)は増えることがあるため、ご相談者もこれまで大丈夫だった物質に対して、新たにアレルギー反応が出始めたのかもしれません。
しかし、症状の変化がみられることを考えると、ほかの病気を発症している可能性も否定できません。 耳鼻咽喉科の医師の診察を受けることをおすすめします。診察を受けたうえで、診断と今後の対応などについて、医師からアドバイスをもらうとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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