Question

3歳児の屈折異常弱視。治療が順調か心配

3歳の子どもが屈折異常弱視の治療のため、寝ているとき以外はほとんど眼鏡をかけています。治療開始から1年経った現在、裸眼視力は0.2でほぼ変化なし、矯正視力は両目とも0.6でした。治療が順調に進んでいるのか心配です。

女性/20代

2023/09/09

Answer

屈折異常弱視の治療は、眼鏡による矯正が今のところ唯一の方法です。

お子さんは長時間、眼鏡を装着されているご様子ですね。現在の矯正視力が両目0.6で、両方の目の矯正視力の向上は、治療の評価としてはよい傾向だと思います。治療の継続によって、矯正視力は1.0程度まで向上することが一般的には期待できると思われます。


例えば、矯正視力が片側のみ0.6で、反対側が0.1など、視力の改善に左右差がみられる場合は、治療が難しいと考えます。お子さんの場合は、両目の視力が同じ程度で向上しているので、一般論からいえば、経過は良好だと思われ、裸眼視力も治療の継続によって改善が期待できます。


視力の回復は個人差があります。ご相談者のお子さんは年齢的に、正確な視力測定を行うことがまだ難しいこともあり、順調に回復しているのか疑問をもったり、ほかと比較したり、気になることがどうしても出てくるものです。しかし、伺った内容からは現在の治療により、お子さんの経過は良好な様子なので医療機関の選択を含め、このまま継続されてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

斜視・弱視
視力低下(子ども)

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。