頻回な居眠りに苦しんでいる
仕事中に毎日何度も居眠りをしてしまいます。会議やパソコン作業中なども気づくと寝ていることが頻発し、夜はよく寝ているのに治りません。振り返ると、10代のころからよく居眠りをしていました。「ナルコレプシー」ではないかと思い始めており、どうしたらよいでしょうか?
女性/20代
2023/09/03
仕事中の居眠り症状が頻発し、お困りの様子です。恐らく睡眠時間の確保など、自分でできる工夫は行われていらっしゃるでしょう。昼間に眠気が出る原因はさまざまです。心理的なストレスや不調、環境の変化などにより、睡眠の質が保たれなかったり、睡眠不足だったりすると昼間に眠気に襲われます。また、睡眠時無呼吸症候群やいびき、歯ぎしり、何らかの睡眠障害、ご心配のナルコレプシーなどでも眠気症状が現れます。
「ナルコレプシー」は過眠症の1つで、突発的な居眠り(睡眠発作)、全身の脱力発作などが特徴的な症状です。思春期に発症することが多く、症状が持続します。現在はいくつかの検査で診断を確定し、薬物治療やその他の生活上の調整などが行われます。
睡眠についての問題は個人差も大きく、状況によってはセルフケアで様子をみることもありますが、日常生活に支障をきたすような場合は受診がすすめられます。
ご相談者は長期にわたって仕事への影響も出て苦しまれているようなので、早めに睡眠外来や睡眠を専門とする医師、医療機関に相談されることをおすすめします。日本睡眠学会のサイトには、全国の睡眠医療認定一覧が掲載されているので、近隣の専門医や医療機関を探すことができるでしょう。また、受診の前に予約の有無など、必要事項についてお問い合わせください。
ご参考に、以下、夜間の睡眠の質を高めるセルフケアをご紹介しておきます。
●飲酒習慣を見直し、睡眠の質に影響のない適量にとどめる。夜間のカフェイン摂取も控える。
●日中は適度にからだを動かし、昼に活動し、夜はリラックスする時間を持つ。ぬるめの入浴で皮膚の血行をよくする。
●規則的な生活を心がけ、就寝、起床時間、食事の時間をできるだけ一定にする。
●睡眠環境を整え、適度な室温・湿度、遮音、遮光、自分の眠りやすい寝具などにする。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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