ウイルス性胃腸炎後の吐き気やだるさ
先日、仕事中に嘔吐して受診したところ、ウイルス性胃腸炎と診断されました。薬が処方されたものの、1週間後も症状が改善しないため、別の医療機関で内視鏡検査を受けましたが、異常がみられませんでした。現在、吐き気止めが処方されていますが、まだ吐き気やだるさが残り、つらいです。
男性/30代
2023/08/24
受診の際、ウイルス性胃腸炎と診断されたということで、まずウイルス性胃腸炎の一般的な経過や受診についてご説明します。
ウイルス性胃腸炎は、細菌感染を含めた感染性胃腸炎のうちでも、多くの割合を占めています。原因となる病原体は、ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスほかがあり、寒い季節や夏場の体力低下などによっても生じやすいといわれます。
症状がある期間は、おおむね6日程度とされるものの、個人差があります。
吐き気や倦怠感などは、電解質のアンバランスによっても起こるため、水分をしっかりとり、からだを十分休めていただくとよいでしょう。吐き気があると、温かい汁物や料理のにおいだけでも気持ちが悪くなることがあります。経口補水液など口にしやすいものを少量ずつ頻回にとるようにしましょう。パンやシリアルなどの、においが気にならないもの、ヨーグルトや果物、豆腐など、食べられそうな物から少しずつとり、栄養を摂取してください。
吐いてしまったときは、あめをなめたり、氷をなめたりするのも対処法です。
内視鏡検査を受けて異常がみられなかったとのことで、胃腸の炎症は治まっているのではないでしょうか。吐き気止めの処方薬を指示通り飲んでも症状が残っていることについては、再度主治医に相談し、治療について検討していただくとよいと思います。
吐き気を伴う疾患には、機能性ディスペプシア、肝・胆・食道や十二指腸など、その他の内臓の異常、メニエール病や精神的なストレスの蓄積など、さまざまな可能性があります。他の検査や専門科が必要な場合は、紹介してくださるでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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