胸や肩の辺りがときどき痛む

１カ月前から、胸の辺りや肩の周辺に痛みを感じるときがあるのですね。

一般的に、胸や肩周辺に痛みが現れるときには、心臓などの循環器系の病気、肺や気管支等の呼吸器系の病気、肋間神経痛などの神経内科系の病気、筋肉や骨などの整形外科系の病気、皮膚に異常がなく、痛みのみが現れる帯状疱疹の初期などの皮膚科系の病気、ストレス、心因性の病気、一時的な症状で心配がないものなど、様々な原因で起こることがあります。

緊急性のある痛みは、突然に起こる、激痛、症状が悪化している、繰り返している、吐き気を伴う、呼吸が苦しい、動悸がする、せきが出る、痛みが呼吸やからだの位置で強弱する、食事に関係する痛み、体重が減る、だるい、重苦しい痛みが続く、発疹など、他の症状を伴うときは早めの受診が必要です。

ご相談者の場合は、１カ月前から症状が現れ、最近も症状が出ているとのことで、念のため1～2週間以内に、かかりつけの内科に受診することをおすすめします。

受診の際は、医師に状況を理解してもらうために「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」「健康診断の心電図の結果」「心配していること」などを伝えるとよいでしょう。

診察の結果、一時的な症状で問題がない場合には、日常生活で頑張りすぎていないか、食事や睡眠がとれているか、リラックスできているのかなど、生活を見直してみるのも方法です。