肋骨(ろっこつ)周辺の痛みは肋間神経痛?
数日前から右側のわきの下のあばら骨(肋骨)周辺に痛みが起こるようになりました。ひどいときは夜も眠れないくらいで、かかりつけ医を受診したところ、ストレス性の肋間(ろっかん)神経痛ではないかと診断され、抗不安薬を処方されました。しかし、服用しても痛みが治まらないため、困っています。
男性/50代
2023/07/26
胸の違和感や痛みで一般的な原因は、心臓や肺に原因がある場合、食道などの消化器の問題、肋骨付近の神経の問題、精神的なストレスや負担感などがあります。
心臓病(心筋梗塞、狭心症)でも胸の痛みを起こしますが、こちらは胸の奥で心臓をつかまれるような痛みなので、多くは区別することができます。
内臓からくる痛みの特徴は、寝ていたり、からだを動かさないでいるときにも感じられることが多く、姿勢に関係なく続くことが多いようです。 整形外科的な問題の場合は、からだを動かしたときに痛みを感じることが多く、からだの向きを変えたり、動きを止めることで、痛みが軽くなったり、遠のく傾向にあります。 その他、肋骨付近には神経が走っているため、神経の痛みであることもよくあります。
かかりつけ医で肋間神経痛ではないかと診断されたようですが、はっきりした原因はわかっていません。肋間神経は、胸髄から出て胸腹部に分布する感覚神経です。肋間神経が脊椎から出るところで骨に触れたりしている場合が多く、神経が圧迫、刺激されて痛みが起こると考えられます。背中から胸にかけて、からだの周囲を回るように鋭い痛みが走ります。瞬間的なこともありますが、くり返すこともあり、からだの動きに誘発されて起こることが多いものです。痛みは、からだの表面をピピッと走るように感じます。
肋間神経痛は一般に、鎮痛薬で治療しますが、抗不安薬は鎮痛薬ではないので効果が感じられないのかもしれません。まずは主治医への相談をおすすめします。もし別の医療機関を受診する場合は、からだを動かさなくても痛みがあるなら、内科がよいかと思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
関連する病気
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。